ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。 人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

このところ急に涼しくなって…びっくりです!

 皆様、お早うございま~す!

 こちら宇部の朝7時の気温は20度、涼しくなったものです。最高気温でも27度ですって。連日30度超えの日々がまるで嘘のよう。やっぱり季節は巡ってくるものだと思いましたが…でも、なんだか体がついていきません。何でもほどほどがいいですね。

 ところで、久しぶりに記事をupしましたら、なんともたくさんの方々から☆マークをいただきました。このマークは…gooでいえば〝いいね!〟に当るものではと思うのですが、今一つ要領が呑み込めず、それがどうなってどういう働きをするのかとか、さっぱり分かりません。ただ読んでいただいているという実感はあって、☆を貰えるとやっぱり嬉しいものですね。ありがとうございました。

 コメントは何とか返せるようになったのですが、写真が今一つ分かりません。またアクセス数とかジャンルでのランキングとか…フォロー…ここでは読者登録のようですが、その辺のところが曖昧で…これからボツボツと馴れて行けるようにしたいです。なにか参考になるようなことがあれば教えてくださいね。ヨロシク!

 さて、今日はいつも行く朝のラジオ体操の話です。今までは8時20分からの開始でした。ところが、10月1日から市役所の業務が9時~16時30分までと1時間短縮され、そのため地域のふれあいセンターもそれに倣うことになったと。ただし、それは証明書などの公的業務だけで、センターそのものは今まで通り8時30分から開けるのだそうです。

 ということは、開館前の10分が使えなくなって、体操を遅らせないといけないということなのです。単純に考えれば大した問題ではないと思われるかもしれませんが、実は、昨日と今日と、そのようにしてみたのですが、そうすると坐るところもなく外で10分間も待たないといけないのです。この無意味な時間というのは意外と長く感じられるものなんです。

 なぜかというと、この体操の始まりは、地域の小中学校児童の〝みまもり隊〟の方々が取り組まれていて、それぞれの場所で7時から8時まで立哨をして、このセンターに集まるのに8時20分がちょうどよかったのです。私が参加し出したのは3年ぐらいですが、随分前からやっておられたようですから、それが一番無駄のない時間配分だったのです。

 〝たかが10分〟と言われるかもしれませんが、〝されど10分〟なんですよ。みなさんそれぞれ早く家に帰って朝の家事をしたいんです。だって地域のボランティアに1時間も働いてきているんですから。中には朝食抜きの人も…。だから10分間は貴重なんです。その事情が分かっていたからこそ今までの館長さんは10分ほど早く開けて、センターを使用させてもらっていたんですもの。それが今回からは絶対にだめだと言って…全く聞く耳をもっておられないのです。

 職員の方々はもう皆出勤されているんですよ。だから9月までは館長さん始め皆さん体操に参加されていましたもの。こういうことになって、参加もされなくなりました。ナントもぎくしゃくとして…何のための〝ふれあいセンター〟なんでしょう。これがお役所仕事だと言ってしまえばそれまでですが…なんともすっきりしませんよ。

 結局センターに頼らずにラジカセで、今まで通り8時20分から体操を始めることに決まりました。そのためにその準備や管理が必要になりますが、みんなで力を合わせて頑張ろうということで決着。これでまた皆さんとの絆が深くなります。参加だけさせていただいている私や主人にとってはありがたいこと…感謝です!ガンバロウ!

 さて、我が家では〝曼殊沙華〟が、例年より遅れて今真っ盛りです。赤と白、ちょっとピンクがかっているのはお隣さんちの花。どうもgooと勝手が違って、写真が時間ばかりかかり上手くできませんが…どうでしょう、まあまあですか?

 

gooブログからはてなブログへ…ガンバリマス!

これからお世話になります〝はてなブログ〟の皆様、よろしくお願いします。

本日10月1日10時をもって記事の新規投稿を終了する〝gooブログ〟には、昨日最後の挨拶をupしてきました。今後はこちらで出来る限り続けていけるように、頑張りたいと思います。なお、その記事を、私の記録として転載しておきますので、よろしく!

gooブログの皆様、並びにフォロワーの皆様お世話になりました!

 思えば全くメカ音痴の…もちろんパソコンも十分に使いこなせない私が、一念発起してgooブログを始めましたのは、2017年(平成29年)2月15日でした。それから今日まで8年と7ヵ月余り…初めの頃は書き上げた記事をup寸前に見失うという失敗を何度も繰り返しながら試行錯誤して、ここまで続けてこられたのはひとえにgooブログスタッフのお陰ですし、更には拙いブログをフォローしていただき、応援してくださった皆様方のお陰でもあります。

 恐る恐る初めてupした時、〝あなたのブログがフォローされました〟というメールが入ってきて、その意味さえ分からずに戸惑ったりして…ところで、その第一号さんは、さてどなただったのでしょうか?びっくりと同時にとても嬉しかったのを覚えています。

 また、コメントなるものが来て、今度はそれさえもどうしていいのやらと…、主人に教えてもらいながらの二人三脚でした。それが今日現在…「トータル閲覧数1796035PV・トータル訪問数1075340UU」という、たくさんの方々に訪問していただけました。

 また更には、7月29日の祇園祭山鉾巡行〟の記事以来、2ヵ月以上も更新していませんのに、その間毎日300から400の訪問をいただいたり、時には倍以上のびっくりするような訪問があったりして、心から申し訳なく思っておりました。

 私は一応はてなブログへは既に移行しておりますが、どうも勝手が違うためなかなか書く気にならず…。でもこうやって読んで下さる方々がおられるということと、このgooブログでお友達になれた方々がたくさんはてなブログへ移行されているということですので、この別れをけじめに心機一転してはてなブログに取り組もうと思っています。その節はまたよろしくお付き合いくださいませね。

 まずは心からの感謝の気持ちを込めて、お別れの挨拶とさせていただきます。

 本当にありがとうございました。では、またどこかで…さようなら(ウルウル)

猫のキャラクター(ぴえん)

祇園祭〝山鉾巡行〟

 今日も夏の高気圧に覆われ雲一つもなく、九州北部から関東方面まで強い日差しが照りつけて危険な暑さが続くようです。最高気温も35度超えは当たり前。せめて夕立でも来て、夜でも涼しくなってくれると有難いのですが。もう幾日も一滴の水に会わない…ああ、雨がほしい!なんともはかない望みです。

 京都から帰っても休む暇なく忙しかったからかしら、23日頃から突然頭痛と寒気がして、熱を測ってみると38度5分まで上がっていました。道理で体の節々…特に京都で酷使した膝の痛いこと、痛いこと!

 だって16日の宵山は16000歩、17日の山鉾巡行の日は大雨でしたが、それでも12000歩近く歩いているんですよ。おまけに金曜日は教室で3時間立ちっぱなし、土曜日は朝からきらら俳句教室と午後の宇部馬酔木句会へ…息つく暇がなかったんです。

 でも、熱とだるさと食欲不振以外、喉や咳などの風邪やコロナの症状がないので、やっぱりこの暑さでの過労からかもと…病院へは行かず3日ほどの解熱剤で治りました。が、今度はあまり食べていないので体力がなく…。やっと今週からラジオ体操にも復帰できました。というわけで、続きが遅くなってしまい、すみませんでした。

 では、祇園祭の最大のイベント「山鉾巡行」の巻きですよ。

 あいにく当日は朝から天気予報通りの雨。でもまだ宿を出た頃はそれほど酷くはなさそうだったので淡い期待を持ったのですが、徐々に強くなるばかりでした。巡行は9時からスタート。私たちの観覧席は10時30分頃通過する予定でしたので、それまでは地下街で雨宿りして過ごそうと休憩していると…例の〝コンチキチン〟というお囃子の音がここまで聞こえてくるんです。気が急くものの観覧席では傘が差せないというので、合羽を買おうとコンビニへ…でも既に売り切れ。運よく100均にわずかに残っていたのを買って慌てて地上へ出ました。

 もう何もかもびしょ濡れになるのは覚悟して、合羽を着て椅子に座ると…あッ、見えました。先頭の「長刀(なぎなた)鉾」が…。さすがに高さがスゴイ!この大雨をものともせずに…やはり〝百聞は一見に如かず〟ですね。

 ところで、もう二度とは見ることもないかと思って、特別観覧席(13500円)を買ってもらっていたのですが、その席の名称がなんと「そよかぜ席」。普通ならこの暑さですもの、熱中症にならないようにと配慮された席で、席の後ろには扇風機がずらりと並んでいるのです。なのにこの土砂降りの雨…そよかぜなんかより雨除けのテントが欲しかったですね。大枚をはたいたんだからてっきりテントはあるものと思っていたんですけど…自由席の人達は傘さして見てましたね。クヤシイ!

 この長刀鉾は、鉾頭に大長刀をつけているのでこの名で呼ばれています。他の山鉾はくじとりで順番が決まりますが、この鉾だけは古来より「くじとらず」で毎年必ず巡行の先頭に立ちます。生(いき)稚児が乗るのも今ではこの鉾だけです。高さ25m、重さ12トン、囃し方など鉾に乗っている人が40から50人、直径2m前後の車輪を綱で曳く人が、これも40人から50人という。一つの鉾はそれぐらいなんですが、曳山(ひきやま)になるとその半分以下になります。ですが、それでもそれらが合わせて23基も続いてくるのですから、それはそれは壮大ですよね。もちろん昨夜の宵山で見学した「月鉾」も来ました。

 それでは、②占出山(うらでやま)③霰(あられ)天神山④山伏山⑤函谷鉾(かんこぼこ)⑥油天神山⑦綾傘鉾(あやがさほこ)⑧蟷螂山(とうろうやま)⑨菊水鉾⑩保昌山(ほうしょうやま)⑪伯牙山(はくがやま)⑫白楽天山⑬月鉾⑭木賊山(とくさやま)⑮四条傘鉾⑯太子山⑰鶏鉾(にわとりほこ)⑱芦刈山⑲郭巨山(かっきょやま)⑳孟宗山㉑放下鉾(ほうかほこ)㉒岩戸山の順です。が、何が何やら分からずに来る順に撮りましたし、山は上の飾り物がどれも似ていて、おまけにビニールが被せてあったりで、本番の良さが出ていなかったのでしょう。惜しいこと。鉾はどれも高さがありますし、人数も多いのでみな見ごたえがありますが、これも晴天だったらもっと凄かったんでしょうけどね。残念です。

 最後は、雨のためか予定より1時間ほど遅れていましたが、13時過ぎに「船鉾」が来ました。

 雨の中無事に最期の船鉾を見送って、私たちはやっとお昼を食べに出かけ、ホッと一息ついてのんびりです。それから預けていた荷物を取りに寄り、地下鉄で京都駅まで行って、そこで解散しました。

 ちなみに、宵山では月鉾の「厄除け粽」を買いました。昔から祇園祭では粽を厄除けのお守りとして、家や店舗の玄関の軒下に飾るのだそうです。 その由来は、大昔、 素戔嗚尊 すさのおのみこと が旅で一夜の宿を求めた際、貧しいながらも手厚くもてなしてくれた 蘇民将来(そみんしょうらい)へのお礼として、末代まで厄災から護ることを約束し、茅の輪を腰に付けさせたことがはじまりと言われています。この謂れは夏越の祓の「茅の輪」と同じですね。

 ああ、本当に疲れました。でも念願が叶って気分は上々と…みれば、この日は雨のため新幹線が軒並み遅れていて、予定より1時間遅い帰宅になり、我が家に付いた途端にバタンキューでした。

 雨は新山口駅に着く頃にはやみ…というより宇部ではたいした雨ではなかったとか…クヤシイ!

 それでは最後まで下手な写真をたくさん見ていただき、心から感謝です。有難うございました。皆様お疲れさまでした。

やっと長年の念願が叶いました!

 昨日は参院選の選挙でしたね。朝のうちに家族3人揃って会場の小学校へ歩いて行き、投票してきました。いつもは2人だけですが、今回は珍しいことに息子が一緒に行くという…やっぱり若い人の関心が高くなっているというのは本当かも。

 今日も朝から全くの快晴で、まさに国民の祝日の一つ「海の日」らしい日でした。歳時記を見てみましたら、〝七月第三月曜日。海洋、貿易などに関する知識の啓発普及のための記念日〟と。しかし、この祝日は、明治9年(1876)明治天皇が東北巡幸の帰途、当時の優秀船明治丸に乗って横浜に帰られた7月20日を記念して、昭和16年(1941)に制定された「海の記念日」だったのを、平成8年(1996)から国民の祝日「海の日」としたもの。それが平成15年からは現在の日になったのです。

 やはり最近の新しい季語だからか、ホトトギス俳句季題便覧には載っていませんでしたね。例句を探していると、馬酔木の林翔先生の〈海の日病む昨日の海を憶ひつつ〉という句が見つかって…、いつごろ詠まれたのかしら?と懐かしかったです。

 今日はこの話が目的ではなくて、タイトルにあるように長年念願だったことが、今年は二つも叶ったということを書くつもりなんですからね。その一つは北海道の「利尻・礼文島」へ行くこと、もう一つは京都の「祇園祭」を観ることです。北海道へは今までに何度も行って、殆ど見て回っているのですが、この島だけは縁がなくて遠くから眺めるだけでした。祇園祭の方は何度か行くチャンスはあったものの、日程などが合わずに断念していました。だってどうせ行くなら祭の最大のイベント〝山鉾巡行〟の日に行かなくては…でしょう。それが今年は実現したんですよ。

 どちらも記念に書き残しておかなくてはと思いながら…北海道は6月15日~18日(水)の4日間のツアーですから、書き出すと長くなります。それでまだ歩き回った足の痛みが残っているうちに、忘れないように祇園祭のことから書きましょう。

 もちろん祇園祭に関するものはみな夏の季語ですよ。これは八坂神社の祭礼で、貞観11年(869)に、神の祟りとされる悪疫が流行した際、その勘気鎮めに疫病退散を祈願して、長さ6mほどの矛を、当時の国の数にちなみ66本立て、牛頭天王を祀ったのが始まりと言われています。

 この祇園祭は1150年以上続いていて、大阪の天神祭・東京の神田祭とともに日本三大祭にあげられています。その歴史の長いことと、祭事がほとんど1か月にわたってくりひろげられるという大規模なものであるということでひろく知られ、その山鉾行事は、昭和54年(1979)、国の重要無形民俗文化財に指定されたほか、平成21年(2009)には国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されました。

 その祭のメインの「山鉾(やまほこ)巡行」は、17日の前祭(さきまつり)と24日の後祭(あとまつり)にあり、それぞれ前祭に23基、後祭には11基の山鉾が巡行します。私は京都の友人、福岡の知人、その知人の京都にいるお嬢さんと計4人で、その宵山から前祭を見物しようと計画を立てたのです。

 祭の前日を宵山と言い、本番とはまた違った催しや楽しみ方があって、とても賑わうようです。その一つとして、一部の山鉾では一般の観光客が上がる(乗る)ことができるんだそうです。この日の午後は雨が降ったのですが、私たちが出かける夕方にはちょうどいい具合に雨も上がりラッキー!

 知人が知り合いの方から「月鉾」の搭乗券を頂いていましたので、私たちは会所と呼ばれる建物の2Fから、鉾に繋がる渡り廊下を渡って月鉾に乗ることができました。その会所の2Fには鉾を彩る豪華絢爛な懸装品が飾られていて、それらを間近で見られるのはこの期間のみだということですので、これもラッキー!でした。また、この鉾の上から京都の街を眺めるなんていうのも普通ではできない特別な体験でした。

 ではその豪華絢爛な懸装品の様子を写真でどうぞ…

ここからの写真は鉾の上からのものです。

降りて鉾を下から見上げると…高いですよ!

 ところで、この時期京都のお店にはあちらこちら〝檜扇(ひおうぎ)〟が活けてありました。それは、古代、檜扇が悪霊退散に用いられたことから、怨霊の怒りを鎮めるために始められた祇園祭には“祭花”として檜扇が欠かせないものとされてきたからだそうです。

 月鉾を下りてから他の鉾を観たりして、ぶらぶらと街中を通り、予約している食事処へ行きました。どこも人があふれています。さすがは京都ですね。宇部のような田舎とは大違い…当たり前か!(笑)

 それでは長くなりましたので、次の日の「山鉾巡行」の写真と記事は次にまわします。よろしく!

この猛暑の中を…吟行会?ナント物好きな…

 こちらではもう幾日も雨が降りませんが、皆様のところはいかがですか?気温も毎日32度~33度と、最低気温でも27度前後なんです。だから一日中クーラーが唸りっぱなし!日本中がみんなそうなのかも…

 我が家の猫たちもエアコンの効いた部屋で一日中ゴロゴロして、くたばっています。まだ7月に入ったばかりというのに、この暑さでは8月はどうなるんでしょうか。

 ところがこんなうだるような猛暑の7月4日(金)、朝から恒例の吟行会へ出かけたんですよ。〝物好き〟でしょう!

 行き先は…かつて2004年(平成16年)の「平成の大合併」で宇部市となり、市の最高峰となった、標高459mの吉部の〝荒滝山〟…もちろん、その山には登りませんよ。山裾にあるという〝荒滝の滝〟を見に行ったんです。

 先ずその途中近くにある〝耳観音〟へ寄ってから行きました。吉部方面へは今まで何度も吟行に来ていましたが、この二か所はまだ行ったことがなかったんです。

 この耳観音は、昔から耳の病に罹った人々が人間の耳に似た石に耳を当てたり、穴のある石を奉納し、この観音様に祈願すれば、耳の病がなおるという言い伝えがあって、各地から参詣者があるのだと言われているところです。

 耳観音への登り口には、竹の杖と下の写真のような石の入っている籠が置いてありました。私も耳が悪いので来る途中穴の開いた石を探してみたんですが、なかなかないんですよね。ああ、それでこの石が置いてあってそれを貰ってお参りするのだろうと思い、一つ頂いて行きました。この暑さですからフーフー言いながら坂を上っていくと、観音様のおられる山陰に入り急にひんやりとして涼しい風も吹いてきました。ありがたいこと!杖を頼りにやっとのことで辿り着くと、石の祠があり…早速石を供えて拝みました。これで少しは聞こえがよくなるかも…なんてそんな虫のいいことを!でも〝信ずるものは救われる〟…かもしれませんよね。

 さて、今度は今回の吟行の本命、〝荒滝の滝〟へ出発です。私と主人は先日下見に来ましたので、大体の様子は分かっているのですが…結構な山歩きなんですよ。荒滝川に沿って、だんだん奥へ入っていくと、途中に猪の害を防ぐための柵があります。それを越え渓流沿いに上っていくと、今度は鬱蒼とした杉林の中を…。やがて道もだんだんと狭くなり丸木橋や崖に沿った狭い岩道を…もうこれ以上は近づけないという所まで来ると、やっと滝が見えてくるんです。初めて来たときはやっぱり…感激!しましたね。

 途中にはケルンのように石の積んであるところがあって…昔はたくさんの人が来ていたのかも…と思いました。

 この荒滝の滝は、荒滝山のふもとにあり、巨大な岩の重なりから流れ落ちる滝で、「めおと滝」ともいわれています。〝うっそうとした樹々に覆われ、流れる水は夏でもひんやりと冷たく、四季折々の風情をもつ景勝の地。荒滝山登山の疲れを、ひととき癒すにふさわしい憩いの場所でもある〟…とは、パンフレットの文句。

 しかし、油断は禁物なんですよ!11時になったのでそろそろ帰ろうと、一足先に出発した女性軍4人が猪垣の入り口に到着。そこで渓流に手を洗ったり、タオルを濡らして首を冷やしたりと…涼みながら後続の男性軍3人を待っていました。ところがいくら待っても男性軍が戻ってこないんです。これはもしかしたら渓流に落ちたりしたのでは…などとよからぬことが浮かんできたりして不安になってきました。だって余りにも時間が掛かり過ぎですもの。帰りは通った道を戻ればいいのだし、主人は前回も来て歩いてるんだし…。そういえばあの時苔の生えている石を、〝ここ濡れてるから滑るわよ!〟と教えたのに、見事にすってんころりと…。後で聞けばやっぱり今度はSさんが転んだらしくて…でも、遅くなったのはそれが原因じゃなかったんですよ。間違って行きに通っていない山道の方へ進み、もとの出口が分からなくなってウロウロしていたんだそうな。そこに、探しに行った女性軍の声が下から聞こえてきて…それでやっと合流できたんですって。まあ無事だったからよかったものの、とんだハプニングでした。

 私は山の怖さをイヤというほど知っていますし、遭難しかかった人の話も聞いたことがあります。標識も何もない山はどこも似たような所ばかりで、迷い込んでしまうと自分がどっちから来たのかさえ分からなくなります。それで同じ道を何度も行ったり来たりして…これが夜になってしまったりすると、まさに遭難ですよ。どんなに低い山でも軽く考えてはいけません。まして足を滑らせるような渓流の崖路などは気を付けないといけません。決して単独行をしないこと。二人でも…助けようとして二人ともということもありますからね。

 そうそう、今はこういう時こその携帯でしょ!と言われそう。もちろんすぐに掛けましたよ。すると〝電源が入っていないか電波の届かないところにいて…〟なんです。もうこうなったらお手上げでしょう。更には探しに行った人まで遭難して帰ってこなかったり…などと考えると、恐ろしい!

 まあ、どうにか車のところまで戻って一件落着と…思いきや、転んだ時Sさんが後頭を打ったというので、念のために病院へ行った方がいいだろうということですぐに帰られました。しかし、残りの6人は予定通り吉部のふれあいセンターで句会をして、無事5時までには終わって解散しました。

 帰宅してからすぐにSさんに連絡してみると、病院では今のところ異常がないから様子を見ましょうと言われたと。ああよかった!ホッとしましたが、やっぱり方向音痴の主人に任せたのは私のミスでした。今度からは…と、良い教訓になりましたよ。

 というわけで、やっぱり〝物好き〟としかいいようのない私たちの吟行会でしたね。皆様お疲れさまでした。

お久しぶりです!でもねぇ~ッ…?

 なんだかんだと自分に言い訳を見つけてサボっていましたら…とうとう7月になってしまいました。こりゃあ大変だ!…などとはあんまり思ってなくて、スミマセン!要するに私のズボラな性格がもろ出てしまったということだけなんですよ。笑ってください。

 でも、こんないい加減な気持ちで書いていたブログでも待っていて下さる方がいるという…何とウレシイことでしょう。ありがとうございます。

 そのお気持ちに少しでも応えたく…今日からまた心を新たにして書きますので、よろしくお願いしますね。

 考えてみるに、何という理由もなくただただ書く気にならなかっただけなんです。で…これはきっとgooブログの終了が残念で、それがきっかけだったんでしょう。でも、これほど堪えているとは自分でも気づきませんでしたね。そもそも一度何かに躓くと、私には、そこからなかなか立戻れないというところがあったんです。病気のときもそうだったんですが、何か外からの圧が加わらないとなかなか動き出さないという困った性分なんです。

 まあ、そんなつまらないことをクドクドと述べるより、早速何か書いた方がいいですよね。それでは、6月に書くはずだったものを思い出しながらボツボツと書いてみましょうか。

 では先ず手始めに、6月21日(土)の令和7年度〝きらら俳句教室〟第3回目のことから書きましょう。

 いつもの如く、9時30分より開始。なんとこの日は二十四節気の一つ〝夏至〟の日だったんですよ。天気は余り良くはなかったんですけど、かといって今にも雨が降る様子でもなくてと…。ほら、意外とよく覚えているでしょう。時々言われんですよ。〝先生、記憶力がいいんですね!〟などと。ウッフフフ…

 実をいうと、その日の句に〈降るでなく晴るるでもなく今日の夏至〉というのがあったんですよ。(笑)ほんとに俳句は便利です。長々と日記をつけていなくても、その日の句を見るとすぐにその様子が浮かんでくるのですから。

 この日は他に〝水馬(あめんぼ)〟や〝虎尾草(とらのお)〟〝揚羽蝶(あげはちょう)〟で詠んだ句がありました。が、何といっても一番多かったのは〝楊梅(やまもも)〟でした。ちょうど吟行する道に楊梅の木があって、既に地面にはたくさんの実が落ちていて…。それでまだ枝になっている実を採ってはみんなで口に入れ、やれ甘いだの酸っぱいだのと言いあって、しばらくは味比べです。

 それで〈楊梅や小径に甘き香り撒き〉とか〈楊梅の落ちて踏まれて空青し〉とかの句が…

山桃(ヤマモモ)の実||ブログ|岸根公園公式サイト|公益財団 ...

 写真は、この〝捩花(ねじばな)〟しか撮っていませんでした。スミマセン。この花もやっと出かかっているという感じで、今年は何もかもが少し遅いそうです。

 一番興味をもって観察したのが、揚羽蝶が枳殻(からたち)の棘だらけの木の葉に卵を産みに来ていたこと。レンジャーのHさんに教えてもらって、その産卵したばかりの卵をパチリと…撮れました。蝶は私たちがじっと見ているにもかかわらず、来ては産み、いったん離れてはまた産みに来るということを繰り返していました。この枳殻の木には毎年産んでいますので、その幼虫も何度か観察していましたが、産むところは初めてでした。

 よく見ると他にも産んだ跡があって、レンジャーさんから〝これが孵化して一週間後ぐらいかしら…〟と教えてもらいました。この写真、全くのピンボケ!更に大きくなると…いつか見たあのでかいやつが…と探してみると、アッ、やっぱりいました!でも、今度は写真が全く撮れませんでした。ゴメンナサイ!

 

チョウの幼虫はなぜ脱皮する?:朝日新聞

 …と、ナントかカンとか一応今日の分は書き終えました。ホッと…です。これからボチボチ頑張りますので、どうぞよろしく!ではオヤスミナサイ!

令和7年度「きらら俳句教室」の第2回目で~す!

 はてなさんへ引っ越しても相変わらずで、真面目な更新にはほど遠いありさまで…スミマセン!まあ、こんな調子ですが、気にせずボツボツやりますね。

 さて、17日の土曜日は、令和7年度「きらら俳句教室」の第2回目でした。天気は…確か前日が大雨でしたが、翌日の朝は曇りでした。いつもの通り9時30分前にきらら浜自然観察公園へ到着。ビジターセンターの教室へ入ってみると…あれ、何だか少ない!聞くと用事などで欠席者が4名もいると。それじゃあ、今日は〝少数精鋭でいきましょうか!〟というと、みんな内心嬉しそうな感じ…( ´艸`)ホントかな?

 この日の前日には鹿児島の方で〝梅雨入り〟が発表されたという。ならばこちらももうすぐで、時間の問題でしょうね。しかし、この日は曇ってはいましたが雨は降りそうもありませんでしたので、早速外へ出て吟行です。するとだんだんと青空が広がってきていい具合になりました。

 歩いたのはいつものコースなんですが、今月はどの道も「海桐(とべら)」と「車輪梅(しゃりんばい)」の花盛り。どちらも芳香があります。みんなでそれぞれの香りを比べてみて、海桐の方が甘い香りがするというのが一致した意見。何事も体験が一番です。歳時記や図鑑で調べると、みな〝芳香がある〟で説明が終わりですよね。でも芳香といってもいろんな香りがありますし、その強さもピンからキリまで。実際を知らなければ、香りは見ることはできないのですからイメージしたくてもできないでしょう。何事も体験して、その実体を五感で知ることが大切なんです。だから俳句をしている人は何でも知ろうとして学びますので、物知りが多いんですよ。これも俳句の良いところです。

 他にこんな花も見つけましたが…みんな知らないって。レンジャーさんは〝ツルウメモドキかな?〟と言っていましたが、今までにここではこの実を見たことがありませんでしたので、さて当たってるでしょうか。今度秋になったら確認しましょう、ということで終わりました。

 またこの前夜に雨がしきりに降りましたので、朝はアカテガニがぞろぞろとたくさん出ていましたね。

 さて、鳥はというと…湖にキンクロハジロホシハジロがまだいました。〝あれは残り鴨でいいのかしら?〟〝いや残り鴨は本来春の季語ですよね。今はもう5月も中旬を過ぎているから…夏の鴨というんでしょうか?〟などと、難しいことをあれこれ話しながら、葦原に来ると…この時期にはいつもうるさいぐらいに鳴いている〝行々子〟の声が聞こえません。どうしてなのかと、レンジャーのHさんに聞くと、分からないと。とにかく今年はまだ2羽しか確認されていないのだとか…そんな話をしていると、遠くから1羽〝ギョギョシー〟と鳴き始めました。

 鳥の世界でもそこここで異変が起きているのかしら。怖いことです。大地の異変を真っ先に察知するのは鳥たちだと言いますものね。野鳥というのは、日本だけでなく北はシベリアから南はフィリッピン、いや南半球までも渡っているのもいますから、広い範囲での環境のバロメーターと言われています。そんな大事な生き物だから、世界中の鳥が減っているということは、人間も含めてすべての生物に影響を与える環境が世界的規模で悪化している証拠を示しているのだそうですよ。

 季節季節に普通に見られていた鳥たち、例えばツバメやツグミ、また昔から一番なじみ深いスズメなども年々減っているというデータが報告されているということは、本当に怖いことなんです。

 このきらら浜公園のトイレにいつも巣をかけていたツバメが今年も来て、巣作りをしたのに子育てをしなかったんだとか。まさかツバメも少子化ではないでしょうが…これもなぜだか分からないらしい。そんな話を身近に聞くと、やはり地球温暖化のせいではと余計に思われてなりません。みんなで本気で考えて、どうにかしないと…これは野鳥の会では随分以前から叫ばれていたことなんですけどね。

 変な話にそれてしまいましたが、でもこれって大事なことですよね。子供たちの生きてゆく未来にとっては…。何事も気が付いた時では遅いんです。病気と一緒。手遅れにならないうちに…何とかして子供達には明るい未来を残してあげたいですよね。

 吟行後はいつものように句会。人数が少ない分だけ丁寧な鑑賞が出来ました。〝さすがは精鋭!〟と、今日はめいっぱい褒めました。(笑) 定刻に終わって、私はまた午後からの宇部馬酔木会の句会へ出かけました。お疲れさまでした…いやこれは自分への慰労ですよ…。